総合診療・家庭医療
松本 翔子
宇部協立病院の魅力
「患者さんの生活」を考えた診療ができる
当院は、住み慣れた土地で人生を全うするためのサポートができる病院です。外来ー病棟ー在宅と患者さんの療養場所が変化していくときに、そのすべてに関わることができます。
訪問診療では、外来や病棟では見えてこなかった家で過ごす姿を知ることができます。ご自宅で過ごす姿がイメージできると、病棟でのマネジメントも変わってきます。一人一人の生活を見て、治療やケアのゴールを調整できることがとても魅力的だと思っています。
病気を治すことももちろん大切ですが、高齢になるにつれて、病気をもちながら生きていくことをサポートすることも大切になると考えています。
心がけていること
コミュニケーションのプロとして診療する
家庭医の知識や技術を学んで、毎日の外来や病棟で患者さんとのやり取りをプロとして楽しめるようになりました。患者さんにとって、病院に来ることは楽しいことではない場合がほとんどですが、外来での会話で一緒に笑ったり、楽しいと感じられるような瞬間を作れるようにしています。楽しいばかりじゃないですが、少しだけでも「快」を感じられる診療ができればと思っています。
特に慢性疾患の患者さんは、病院に通うことが日常生活の一部に組み込まれていきます。 中には1日に複数の医療機関をはしごする方もいて、通院するだけで1日が終わってしまう・・・ということも。ポリドクター、ポリファーマシーを減らすためにも、家庭医がある程度網羅的に診療する意義は大きいと感じています。コミュニティホスピタルとして、地域の中で患者さんの動きのハブになる病院になっていけたらと思っています。
職場の雰囲気
垣根が低く、相談しやすい環境
小回りのきく病院ならではの良さだと思いますが、診療科を問わず、周囲の医師に相談しやすい雰囲気があります。他の職種とも顔見知りになりやすく、看護師さんやリハさんに質問することもありますね。色々な主訴で来院された患者さんに対して、診断や治療方針に迷った時も、すぐに隣にいる先生に相談できたり、その場でフォローいただけることが多く、心強いです。
松本先生のリフレッシュ方法
●散歩
早く帰った日は海の近くを散歩したりします。
空港周辺のお散歩は景色がよくて好きです。
●珈琲焙煎所めぐり
コーヒー好きなので、宇部市内には焙煎所を兼ねたお店があちこちにあるのがうれしいです。
好みの焙煎具合を求めて、お店をめぐることができます。