病院紹介
理事長・院長ご挨拶
理事長ご挨拶
「安心して住み続けられるまちづくり」を目指して
医療生活協同組合健文会
理事長 上野 尚
宇部協立病院は、吉見眞一初代理事長が、1974年、松山町3丁目に見初診療所を開設したことに始まります。「いつでも・だれでも良い医療を」という理念の下に24時間患者対応を続け、1982年に病院を建設し、宇部市の地域医療の一翼を担ってまいりました。
当院は、急性期から慢性期を経て在宅までの切れ目ない医療を提供しております。2次救急指定病院として救急患者を引き受け、退院後はできるだけご自宅で安心して暮らせるよう在宅医療にも積極的に取り組んできました。今後も他の医療・介護・福祉機関との連携を強め、この地域の医療を守っていきたいと考えています。
そして、医師の教育においても、プライマリケアを重視し、より総合性の高い医師養成をめざして努力しております。当院は基幹型臨床研修病院として、小さい病院ながらも現在まで初期研修医をほぼ毎年継続して受け入れてきました。2016年2月には内科学会関連教育病院に認定され、新専門医制度が始まった現在も内科専門医を育成することのできる病院として登録しています。また、山口大学医学部の家庭医療プログラムにおいて、研修施設として、全人的に患者さんに向き合う医療を実践を通して学んでいただいています。またリウマチ学会や糖尿病学会の専門医教育施設としても役割を担っています。
医師の働き方にも多様性が見られる時代となり、スタッフのQOLが医療の質に結びつくと考え、当院では医師の働き方改革を推進してきました。当院は全診療科で一つの医局ですので診療科の垣根もありません。職員一人ひとりの顔が見え、病院全体の動きが把握しやすいこの中規模病院の中で、スタッフ全員で「患者さんにできること」「地域医療のためにできること」を考え、実践できる病院です。当法人には急性期医療から慢性期医療、在宅医療、予防健診活動など、ご活躍いただけるフィールドがたくさんあります。総合診療医・家庭医としてのキャリアを積みたい先生、在宅医療を学びたい先生、これまでの経験や技術を新天地で生かしていきたい先生からのご応募をお待ちしています。共に「安心して住み続けられるまちづくり」を目指していきましょう。
院長ご挨拶
地域の一次、二次救急医療を守るために
宇部協立病院
院長 坂田 勇司
宇部を中心としたこの地域で、夜間や休日の医療を一般病院が担う様になって久しくなります。かかりつけの患者様の健康に責任を持つためにも、この地域で一次、二次の救急医療を守ってゆくことが、宇部協立病院の第一の責務と思い働いてきました。
しかし、いよいよ地域のどこの病院も医師の高齢化が進み、当院でも御多分に洩れず現在の医師集団はそれを担う力を失いつつあります。
まずは守るべき救急医療の担い手を確保することが、健文会・協立病院の第一の課題と考えています。
これをなんとか維持しながら、救急も含めた地域医療を担ってくれる若手医師を確保して、世代交代していけるように努力していきます。
理念
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安心して住み続けられるまちづくりをめざします。
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安全安心の医療を提供します。
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患者の人権を大切にします。
基本方針
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私たちは、無差別平等の医療を推進します。
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私たちは、地域の第一線病院として、急性期患者の診断・治療を始めとして慢性・ 療養期患者の医療・介護を外来・入院・在宅で展開します。また、他の医療・介護・福祉機関との連携を強め、地域医療を守ります。
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私たちは、安全で質の高い医療を確保するために、医療業務の安全システムを確立し、そのルールを遵守します。また、各職種が専門的な知識と技術を修得し問題解決能力を高めるとともに、患者を中心とする民主的チーム医療を行います。
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私たちは、医療は患者・住民と医療従事者の共同の営みであり、対等平等の関係の上に相互信頼と協力によって成り立つものとの考えから、療養の主体者としての患者の権利を守ります。
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私たちは、地域の人々が安心して住み続けられるように社会保障の改善運動に取り組むとともに、地域で私たちができる実践的な活動を積極的にすすめます。